0.1時間目
母の日とか父の日とか、〜の日みたいなの
本当に嫌だな
そんなものが存在するから、何もしなかった時に"何もしなかった"という事実が形成されてしまう
私の父親は父親ではないので、もはや何もしないけど、母親には子供の頃から母の日には必ず何か贈り物をしたりしてた
小学生の頃はそれこそオーソドックスにカーネーションをあげていたと思う
大人になってからも毎年何かはしていたけど、具体的には思い出せない
とにかく何かアクションを起こすというのを義務に感じていた
世の中の一般家庭では、産んでくれてありがとうなんて伝えたりしてるんだろうか
私を生んだ母親も可哀想だし、正直生まれた自分自身のことも可哀想だとか思う
出生は悪 人生は死に至る病
家庭が拗れてしまったのは私の自立心の弱さや、人生自体への怠惰、甘え、逃げ、色々悪い所が沢山ある
考え出すと本当は私が全て解決するべきなんだろうなと思うけど、そんな気力はないし
もうなるようになったらいいって思ってしまう
1秒先を生きることくらいしかできない
その1秒もやって来ない時を待ちながらね
今日は母親が家に泊まりに来ていて、正直気が休まらない
頭が痛くて、大丈夫?とか肩をさすられても、私に触るなと思う
本名の下の名前で呼ばれるのも嫌悪してしまう
最近の私は1人で私自身を形成していたから、"生まれながらの私"は呪いのようなもの
母と話していると、今の自分が母と暮らしていた頃の自分と大きく異なっている事を実感する
今までどうやって母と暮らしていたのかわからないし、よく一緒に暮らせたなと思う
私が生まれたこの地自体は嫌いではないけど、やっぱり私にとっては呪いにもなっていて、死ぬならここじゃない所がいいな
大袈裟でも感傷的でも悲劇的でもなくて、テレビの電源を消すみたいにプツッと、私の命が終われば理想的かな
死にたい夜を越えて、また死にたい朝が来るの、どう思う?